カラーテレビあります?ディープスポット西成へ時間旅行のツアーはいかが?
大阪の西成区付近のことについてご紹介いたします。
釜ヶ崎(愛隣地区)、飛田新地は観光ガイドには絶対に掲載できません。
しかし、このエリアにある商店街がとても面白いのです。
正直治安は悪い場所にありますが、商店街だけを観光するのなら問題はありません。
安くていい感じに汚い居酒屋はもちろんあります。
驚くのは、20世紀を連想させるスマートボールのゲームセンターがあることです。
そんなゲームセンターが違和感なく存在するタイムスリップしたかのような雰囲気の商店街です。
散歩して楽しいことは間違いありません。
また、釜ヶ崎にはホームレスの方が集まった公園があります。
その公園には戦後の日本を連想させる衛星テレビがあります。
そんな公園行けるわけないと思われる方も多いと思います。
実際に一般人は地元民でも入りにくい公園です。
ただし、夏祭りが毎年行われ、そのタイミングなら入りやすい雰囲気です。
「野垂れ死んでたまるか」と書かれたTシャツなど、他ではないものが販売されています。
また、この釜ヶ崎という地区では、「カラーテレビあります」と書かれた看板の宿などがあります。
街並みがとても独特です。
飛田新地はテレビでは放送しにくい売春街です。
怖いです。
また、映画の中のような暴力団事務所もあります。
それも怖いです。
変な趣味の方にはたまらない場所です。
変な趣味でない方にも、このエリアには魅力的な場所があります。
ジャンジャン横丁という商店街は、釜ヶ崎や飛田新地とちがって、他県民でも入りやすいです。
それでいて独特の雰囲気を味わうことができます。
安い飲食店がたくさんあります。
ジャンジャン横丁はB級グルメの宝庫です。
「モーニング」という名で、ビールとゆで卵のセットを提供する店もあります。
はっきり言っておかしいです。
ただし、それがおもしろいのです。
酔っ払いのおじさんはそこらへんにいてます。
ご注意ください。
また、ジュースが30円で売られている自動販売機もあります。
同じ日本とは思えないくらい非日常的な地域です。
ちょっと立ち寄るのも面白いので、是非オススメします。
ここで「ちょっと立ち寄るためにそんなところ行きたくない」と思った方も多いことでしょう。
実はこの釜ヶ崎等の地域は新世界のすぐ近くです。
新世界(通天閣)は言わずとしれた、まともな観光地です。
通天閣観光のついでに怖いものみたさで立ち寄るくらいなら悪くないと思います。
もしかしたら、行ってみると異常なくらい楽しめるかもしれません。
少し、遠くには天王寺の繁華街とその中のあべのハルカスも見えます。
少し頑張ればそこまで、あるいはそこから歩いて行くこともできます。
また、スパワールドという巨大な温泉テーマパークも最寄り駅前にあります。
宿泊もでき、スパワールドでも1日中楽しめるくらいの規模です。
アクセスですが、JR線新今宮駅が最寄駅です。
南海線新今宮駅、地下鉄御堂筋線動物園前駅、阪堺線(路面電車)新今宮駅前も同じ場所です。
新世界には、たこ焼き屋さん、お好み焼き屋、お土産屋、喫茶店などがたくさんあり、大阪観光には最高な場所です。
徒歩でなんばなどのミナミエリアにも行けます。
ミナミエリアには、なんばパークス、なんばシティ、アメリカ村、黒門市場、心斎橋、オレンジストリート(橘通り)などがあります。
この中で穴場なのが、オレンジストリートです。
ここは、先ほどご紹介しました釜ヶ崎や愛隣地区とは違って、オシャレできれいな街並みになっています。
ブランドや珍しい服やファッション小物が販売されているセレクトショップも多数あります。
「ASOKO」という安い雑貨屋さんは人気です。
このオレンジストリートはすぐ近くのアメリカ村より治安もよく、デートスポットとしてもオススメできます。
人もそれほど多くはなく、落ち着いた雰囲気です。
さらに歩いた場所まで行くと、日本橋と呼ばれる電気屋街もあります。
こちらは、関西の秋葉原です。
オタクの聖地でもあり、メイドカフェのメイドの勧誘もあちこちであります。
オタクでない方にとっても、行ってみて楽しい街だと思います。
以上の様に、徒歩で1日で回れるくらいの範囲で楽しくて魅力的な場所が大阪のミナミエリアと西成区付近にはあります。
もちろん、ここから路面電車で移動等もできますし、楽しみ方は数えきれないくらいあります。
行く人の個性や趣味に合わせて、最高に楽しい旅にするには、大阪へ是非足を運んでみてください。